「高島炭礦史」
三菱鉱業セメント株式会社 平成元年1月出版
三菱財閥発祥の地とも言える、高島炭鉱の歴史を開坑から閉山まで記した書物。個人的に、美唄や
夕張の炭鉱の歴史をまとめた書物の出版を望みたい。
「わが社のあゆみ」 住友石炭鉱業株式会社 平成2年11月出版 住友財閥の創業者、住友政友の起業から平成に至るまでの同社の歴史を記した書物。物語風にま
とめられ、読みやすい。
「住友赤平開坑三十年」 住友石炭鉱業株式会社赤平鉱業所
昭和43年12月出版 住友石炭鉱業の要であり、同社最後の炭鉱となった赤平鉱業所の開坑三十周年記念誌。明治期の
北海道開拓から昭和40年代初頭までに至る同鉱の歴史が詳述されている赤平鉱研究の第一級史料。
運がよければ古本屋等で入手可能。
「男たちの世紀」 三井鉱山株式会社 平成2年5月出版
三池炭鉱払い下げ100周年を記念して出版された書物。三井鉱山では戦前に「三井鉱山五十年史」
が、戦後は「三井鉱山社史」の編纂が進められ、完成直前にまで至ったがそれぞれ諸事情により出版
には至らなかった。
本書はそれらの抄本に当たるもので、物語風にまとめられていて読みやすい。未出版の「三井鉱山
社史」は経営編と技術編の二部構成で、それぞれ1000ページを超える大作とのことであり、出版に至
らなかったことは非常に残念である。
「松島興産七十年史」 松島興産株式会社 昭和58年1月出版
松島炭礦発足から、昭和57年頃までの歴史を記した書物。写真や図が多く、読みやすい。松島炭礦
は、昭和48年に松島興産となり、さらに昭和58年4月には三井松島産業に改組して現在に至っている。
「七十年史」 北海道炭礦汽船株式会社 昭和33年11月出版
北炭創立七十周年を記念して出版された書物。当時北炭はまさしく絶頂期の最中で、創立七十周年
記念事業として社史出版のみならず、記念映画を制作して全国で公開するほどの盛業を誇っていた。
その後、北炭は一気に下り坂を転げ落ち、平成7年、創立106年目にして倒産の憂き目を見た。現在、
北炭は海外炭及び板ガラス輸入を主要事業とする更正会社であるが、かつての栄光は微塵も感じられ
ない。関係者の方々のご尽力により、「大北炭」が復活することを祈りたいものである。
「社史」 明治鉱業株式会社 昭和32年5月出版
明治鉱業創立50周年を記念して出版された書物。安川敬一郎らによる起業からの歴史と、同社が所
有する炭鉱の概要などが記されている。明治鉱業は、社史出版の12年後、昭和44年に解散している。
なお、産業用ロボットで世界的シェアを誇る安川電機(株)は明治鉱業の機械部門が独立して発足した
企業である。
「平和よ永遠に」 平和炭鉱労働組合 昭和52年3月出版
北炭平和鉱労組の解散記念誌。平和鉱や同鉱の前身である若鍋炭鉱の詳細な見取り図があり、炭鉱
跡調査の際の貴重な資料となる。
「夕張の火は消えず」 夕張炭鉱労働組合 昭和53年11月出版
北炭夕張鉱労組の解散記念誌。北炭の中枢であった夕張炭鉱の生い立ちから新二鉱の閉山までの歴
史をたどった書物。影の薄い感がある新二鉱坑口の写真が掲載されており興味深い。また、夕張市内に
あった化成工業所労組の歴史も記されている。運がよければ古本屋で入手可能。
「新鉱」 夕張新炭鉱労働組合 昭和59年4月出版
北炭夕張新鉱労組の解散記念誌。開鉱からガス突出事故、閉山、再開発断念に至る夕張新鉱労組の
動きが記されている。夕張新鉱の開発や就労に関する逸話が紹介されており、興味深い。先日古本屋で
入手したが、よくぞ出回っていたものである。