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バロックの白い街、マルティーナ・フランカ
アルベロベッロに3泊することになったのですが、なにぶん小さな街なので時間を持て余してしまいました。そこで、アルベロベッロからSud-est線に乗って近くの街、カステラーナ・グロッテ、ロコロトンド、マルティーナ・フランカまで足を伸ばしてみることにしました。
マルティーナ・フランカは南イタリアの特徴的な白い街であると同時にバロック建築の花開いた街でもあります。一粒で二度美味しい(古い?)、そんなマルティーナ・フランカの街を歩いてみましょう。
この日、カステラーナの洞窟を見学したあと時間があったので、もう夕方だったのですがマルティーナ・フランカ(以後MFと表記)まで行ってみることにしました。
MFまでの車窓はたいそう面白かったです。オリーブ畑の中に点在するトゥルッリはアルベロベッロとはまた違った自然な趣でした。
また,途中に見える丘の上のロコロトンドの街は、旧市街の建物が描く丸い曲線とギザギザの屋根のつながりがまるで白い王冠のように見えました。
MFの駅を出るとさっそく途方にくれてしまいました。手元にある某社の「○○の歩き方」には駅からの地図が載っていなかったのです。駅の外は殺風景で白い美しい街なんてありません。バスも止まっていないし、さてどうしたものかと近くにいた青年にチェントロ・ストリコ(旧市街)への道を尋ねました。
この青年,大学生のジャンニ君はとっても親切で,旧市街まで案内してくれたばかりか、旧市街の時計台の前まで来ると「ここで10分待ってて。用事を済ませたら街を案内してあげる」と言って立ち去ると、10分後にちゃんと戻ってきて街を案内してくれたのです。
駅にいたかわいい電車 Palazzo dell'Universita e Torre Civica、この時計台の緑の窓の下には日時計がある。ドゥカーレ宮殿、現在は市役所

サン・マルティーノ教会 カルミネ教会
ドメニコ教会のファサードの装飾はレッチェにもひけをとらない MFにはアートギャラリーもたくさんある。これはガラス絵で、ガラスの裏から油絵の具で描いたもの。MFやロコロトンドの街、イトニアの谷に見えるトゥルッリなどの絵があった。ガラス絵は独特の輝きがありたいへん美しい。値段もそれほど高いものではなかったので買って帰りたいくらいだった。でも、大きさと重さがかなりあるので断念しました。右端はトラットリア「SCACCIAPEMIERI」のサルシッシャ(ソーセージ)と羊肉の串焼き。ワインは地ワインのMARTINA。この店も美味しかったです。

MFで一番古い教会、S.ニコラ・デイ・グレーチ教会 狭い小路は外敵の侵入を防ぐため ジャンニのお気に入りの場所
S.ニコラ・デイ・グレーチ教会はトゥルッリ風の屋根を持つ小さなとてもかわいい教会です。内部には聖人・聖女や新約聖書の場面などのフレスコ画が描かれています。このフレスコ画は比較的新しいもので画家はドゥカーレ宮殿の壁画を描いたのと同じ人物。このフレスコ画の下にもっと古い時代のもう二つのフレスコ画が埋もれています。
MFの細い小路の壁の上には小さな窓があります。これは外敵が進入した際に上から石や熱い油を落とすための窓だそう。
プーリアの白い街は壁に塗られた石灰の色のためなのですが、「何故石灰を塗るの?」と聞くとジャンニ曰く「ゴキブリよけのため」だって。ほんとかな。ちょっとマユツバ。

旧市街への入口S・ステファノ門 寿司と水泳が大好きなジャンニ君、二日にわたって案内してくれてどうもありがとう。

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