〜その二年後〜   激闘・仲間達 編

見にくかったので、〜編ごとに新ページを作る事にしました。


カツたちは、ラーカインに戻って、ゼノン艦長に報告をしていた。

カツ「―と、言う事です。カナダ本部は、全滅、占拠されたでしょう。」
ゼノン「ああ、そうか。・・・君は、これから命令が来るまでここにいてもらおう。」
カツ「了解です。しかし、出撃は・・・」
ゼノン「ああ、君の使っていたジェガンはもう使えないからな。予備のジムVにでも乗ってもらおうか。」
カツ「ジムVですか・・・了解です。」

カツは、命令が来るまでここに居ろ、と言われたが、どうせこの艦にずっといるだろうと思った。
ジムVは、ムーバブルフレームなどの正式採用機で、ジェガンに勝るとも劣らない性能だ。
まあ、今は命令が来るまでジッとしておこう、とカツは思った。

―イェーガーの部屋―

イェーガーの部屋は、とてもキレイだ。そのせいか、よく人が集まる。

イェーガー「へぇ、カツよ、お前がクルーに加わるのか?」

イェーガーは、嬉しそうだ。なにせ、カツは竹馬の友だったからだ。

カツ「いや、まだそうと決まったわけじゃねぇが、多分そうなるだろう。」

カツは、今から、又騒がしく、面白そうな毎日が送れるかと思った。
その時、艦内の非常アラームが耳うるさくなった。

―ヴィーム!ヴィーム!―

カツ「!!スクランブルか!?ちっ、めんどくせぇな!」
イェーガー「まあ、皮肉を言うな、カツ。俺たちは注目されてんだよ。」
カツ「そうか、お前は新型のパイロットか!戦果は上々だと聞くぜ、よろしく頼むよ!」
イェーガー「こちらこそ、援護頼むよ!」

カツとイェーガーは、元は一緒にコンビを組んでいた。その強さは、敵からかなり恐れられていた。
しかし、その腕を買われ、イェーガーは新型のパイロット、カツは本部の裏口の守備隊隊長に任命された。
カツは、本部の極々秘の裏口の守備隊だったから、艦隊の直撃を受けずにすんだ。
しかし、コンビを解散してから約1年、その腕は落ちているのだろうか?

カツとイェーガーが艦から発進した。ジュナスとクリスは艦から攻撃する。
カツのジムVは特別砲撃仕様で、スーパー・スナイパーライフルを主武装として、援護には最適の機体だ。
敵の数は20―多分、カナダから追い討ちに追いかけてきたのだろう。
カツとイェーガーの息は、一つも狂ってなかった。互いに援護しあい、数々の敵機を激はしている。
ジュナスや、エリスは横から見ているだけで、ドンドン敵機が落とされていった。

カツ「イェーガー!右30度、N・ドーガ4!左45度、N・ドーガ3!左の奴は任せろ!」
イェーガー「了解!うおらぁ!」

カツは、オペレーターにも勝るかもしれない的確な判断で、イェーガーを援護している。
イェーガーのパーフェクトの破壊力で、それらを次々に撃破。最強タッグだ。
しかも、狙った獲物は逃がさないが良く似合う的確な射撃で次々と狙い撃ち、各個撃破するカツ。

パメラ『敵部隊全撃破!す・・・すごいです・・・!』

どうやら、敵は全て片付けたようだ。流石だな、とパメラは思った。
艦長も、この二人の息の良さには感嘆している。

カツ「は、手応えねぇな。もっとすげえ奴きやがれってぇの!」
イェーガー「あ〜あ〜、アクビが出るわ!けっつまんねぇな〜」

もはや、カツとイェーガーのコンビは史上最強かと思うくらいすごい。
しかし、各地のロンド・ベル部隊は本部が堕ちた事によって、士気がダウンし、撤退を余儀なくされていた・・・

―ブリッジ―

ゼノン「カツ君、君は今日付けで、この、ラー・カイン部隊へ編入された。よろしく。」
カツ「いえ、こちらこそよろしくお願いします、艦長。」

やはりカツの考えていた通り、部隊に編入された。長年の勘であろう。

ゼノン「そこでだ、イギネラで、新しいMSが開発された。君に渡したいと言う。行ってくれんか?」
カツ「私に、機体・・・ですか?いいでしょう。行きます。」

早速、カツはゲターを準備し、イギネラへ向かう準備を整えた。

カツ「・・・新型はリ・ガズィの改良型か・・・さて、どんなものかな?」

カツは、新しい機体を貰えるので、胸をときめかせていた。
護衛、と言うか単に付き添いで、イェーガーも同乗した。

カツ「ゲター発進準備OK!行ってくる!」
イェーガー「おまけもなっ!」

―バッシュウウウウウウウウウウウウ!―

カツ、イェーガーの乗ったゲターは勢いよくイギネラに向けて発進した。
イギネラに到着するまで、小一時間くらいかかる。操縦は、オートパイロットに切り替えて、イェーガーと、トランプ・ゲームをしている。
呑気な物だとは思うかもしれない。しかし、そんな時間は、少しあってもいいと思う。

イェーガー「俺の手札は、ストレートだ!どうだ!これで!」
カツ「おっと!すまんな、こちとらストレート・フラッシュだぜ?ククク・・・」

カツは、トランプ・ゲームに関しても強かった。それは、ある『策』があるからである。

イェーガー「ちっくしょう!てんめぇ、イカサマしてんな!?」

そう怒鳴り散らすと同時に、カツのポケットに手を回していた。カツは、やばい!と思ったその瞬間、ダミーカードをスられた。

イェーガー「っあー!てめぇ、やっぱり!」
カツ「あっはははは!そう怒るなよ?戦略だよ、戦略!クッククク・・・」
イェーガー「ちっ!あーあー!ま、いいか。そろそろ着くな。」

ゲターは着陸態勢に入っていた。ガシュウンと地に付いたような音がした。着陸した。
カツとイェーガーは、降りるとすぐに衛生兵が案内し、MSドックの方へ行った。
もちろん、カツもイェーガーも、イギネラの細部にまでは来たことがないので、興味津々だった。

カツ「ほぉ〜、さすがはN・H殿ですなぁ、すごい!」
イェーガー「確かに、こいつはすごいな。これだけのモンを作りやがるのかよ、あいつらは!」
カツ「ま、結果オーライでいいんじゃないのか?俺たちが使ってるしな。」
衛生兵「こちらが、MSドックです。エンジニアのカザム中尉が中でお待ちしております。」
カツ「どうも」

大きいゲートの脇に小さい扉があった。そこを開けて入ると、一機のMSと、サポートメカか、追加装甲のようなものを発見した。
コンソロール・パネルのディスプレイに食いついている中肉・中背の作業着を着た男がいた。
おそらく、あれが衛生兵の言っていたカザム中尉、と言う人物であろう。イェーガーが、確かめた。

イェーガー「失礼ですが、カザム中尉でしょうか?私はラー・カイン部隊から来ましたイェーガーと言います。」
カツ「同じく、カツです。」

カザム中尉は、急に声をかけられたので、少し動揺しながらも、そうだ、と答えた。

カツ「私に、渡したいMSがあると・・・?」
カザム「ああ、そこにあるMSだ。っと、暗くてよく見えないか。衛生兵!ライトを点けて!」

バッと明るくなったので、カツとイェーガーは、少し目を細めた。

カザム「そこにあるMSが、RGZ-91B、リ・ガズィ・カスタムだ!」
カツ「?なんです、それは?機体概要を教えてください。」
カザム「リ・ガズィ・カスタムは、リ・ガズィのB.W.S.を一体化し、単独変形できるようにした。ビーム・アサルト・ライフルで、火力も強化した。」
カツ「ふぅん・・・B.W.S.をそのまま組み込んじゃったわけね。」
カザム「そうです。サイコ・フレームも組み込んで、反応速度を上げています。そして、極めつけは、B.W.S.C.です。」
カツ「バック・ウェポン・システム・カスタム?まさか、それをガズィカスタムにはめようって・・・?」
カザム「その通りです。しかも、サイコミュが組み込まれていて、単独飛行も可能です。」
カツ「すごいモンじゃないか!しかし、使えなかったら意味がないがな。」

カツとイェーガーはククッと苦笑をした。しかし、使える自信は、本当になかった。

カツ「ははっ・・・B.W.S.C.を着ければすごい推進力だな・・・宇宙にでもいけるか?」
カザム「未知数ですが、いけるかもしれません。まあ、使い道ですね。」

カツとイェーガーは、本当にいけるのか?と半信半疑だが、希望を見出していた。

カツ「カザム中尉、ありがとう。では、我々はこれで。」
カザム「うん・・・ああ、元気で。いい戦果を期待してますよ!」
カツ「ははは・・・そうプレッシャーをかけないでくださいよ。では!」

カツとイェーガーはカザム中尉に敬礼をし、基地を去っていった。

リ・ガズィ・カスタムは基本的に複座式ではないが、簡易シートを付けることによって2人まで入る。カツとイェーガーが一緒に入って、もういっぱいいっぱいだった。

カツ「まったく・・・こんなトコで二人乗らなくてもいいのによ・・・」

イェーガーは笑った。

イェーガー「ははははは!まあ、すぐ基地に作って!しかし恐ろしいくらいの早さだな・・・」

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