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イケッチファミリーの「ぎふ長良川カップ2002」

 2001年10月某日、高崎市にあるヒマラヤスポーツで、「ぎふ長良川カップ2001」のパンフレットを見つけました。この時、インラインスケートをはじめて約5ヶ月、「インラインスケートのお祭り?」なんだか楽しそう。いつか家族でいけたらいいな!」と思いながら、もう既に申し込み期間が過ぎている、そのパンフレットをもらってきました。

 2002年3月某日、勤続20年のご褒美に、わずかばかりの休暇とお金をいただいた。なんとか勤めてこられたのは、家族の支えがあってこそ。「家族を温泉にでも連れて行こうかな?」「温泉?いやいや私は、インラインスケーター!」「そーだ、岐阜へ行こう!長良川カップだ、インラインをして下呂温泉!一石二鳥じゃないか!(日程的に、下呂温泉は遠くて行けない事をこの時は知りませんでした。)」

 2002年8月某日、いよいよ申し込み。「ところで岐阜ってどの辺だっけ?」「ゲゲー、とーーーい。」「しかも、いただいたお金では、ぜんぜん足りません。」「下呂温泉、岐阜市からはかなり遠いし、この日程では無理!(T-T) 」「でも、めげずに行くぞー!今年の大会は11月3日(日)だ!

 ところで、何で行く?電車?車?まずは、電車を路線検索してみました。方法はどうあれ一度東京駅へ出てそれから、新幹線で名古屋駅そして岐阜駅へ、というパターン。合計約5時間、しかも一人分の運賃は片道約15,000円。自動車でのアクセスを調べてみました。北関東道の伊勢崎インターチェンジから岐阜羽島インターチェンジまで約5時間、片道8,650円の高速道路代金。電車一人分の片道運賃と、高速道路の往復費用がほぼ同じである。長距離運転はとても不得意なのだが、あまりの金額の差に車で行くことにしました。

 泊まりは?こちらもいろいろと検索した結果。岐阜市内にある厚生年金施設「ウエルサンピア岐阜」に決定しました。リーズナブルな、お値段の割にきれいそう。大会当日の朝出発では間に合わないので、前泊し大会が終わってすぐに帰るというのも大変なので、その日も泊まることにしました。2泊3日の旅行(遠征?)になりました。

 2002年9月11日、相馬パパさんから、光ヶ丘でインラインスケートの大会「インラインスケートフェスティバルイン光ヶ丘2002」が10月20(日)に開催」の案内をいただく。岐阜の大会と2週間しか間がないが、「ま、1週間あくので大丈夫かな、光ヶ丘にも行こう!」ということで、光が丘行きも決定する。

 2002年10月20日が雨のため、光ヶ丘の大会が27日に順延!なので我が家は、10月27日は東京、その翌週の11月3日は岐阜、と2週連続で出かけることになってしまいました。

 2002年11月2日(土)午前7時、いよいよ、岐阜に向けて出発です。まずは、北関東自動車道の伊勢崎インターから高速道路へ、そして藤岡ジャンクションから上信越道、長野自動車道、中央自動車道、名神高速自動車道の岐阜羽島インターまでは、400キロ以上の道のり、延々と続く高速道路!あまり遠乗りしない私には、とても大変でした。しおりは車の中で、「まだ着かないのー!」と怒り出す始末。子供たちにとっても、初めての関東脱出でした。でも怒ってばかりでもなく車内で子供達は、しりとりをしたり、歌を歌ったり、ビデオを見たり、見慣れない景色を見たりと楽しいこともたくさんあったようでした。ようやく岐阜インターに着いたのは、午後2時でした。途中、昼食を摂ったり、トイレ休憩したり、子供連れだと休む回数もグッと多くなります。
 岐阜インターを降りてから、長良川公園の大会会場までが、また一苦労。地図を見ながら、カーナビのない我が家の車は、助手席の母(かあ)ナビです。これがまた、地図を見ているにもかかわらず、まったくあてになりません。(ポカッイテッ)それでも何とか、午後3時ようやく大会会場の長良川公園に到着しました。大会前日のこの日は練習用に開放されていたため、たくさんのスケーターが、練習をしていました。

 早速、先週お世話になった相馬ファミリーを発見しました。もう既に、かなり練習しているようでした。そして、昨年も出場しているため、大会の進行状況や荷物の置き場所等いろいろとアドバイスをいただきました。それから、一緒に練習していた埼玉県戸田市、道満スケーターのすーGさんを紹介していただきました。すーGさんのHPには、知らず知らずのうちにリンクをたどって何度も訪問していることに、私はこの時はじめて気がつきました。特に「何でも情報室」の内容はすばらしく、以前に内容をダウンロードしていたくらいでした!情報満載でとてもためになるHPなのです。さて我が家も路面になれるため、1時間ほど練習しました。とてもいい路面で、コンクリートの上に何か塗料が塗ってあるようでした。これなら、ウイールの減り方も少なくてすみます。こんなにいい路面が、近くにあれば、最高なんですが!

 練習の後は、早速ホテルへ、厚生年金会館ということでそれほど期待はしていなかったのですが、部屋は思ったよりきれいで豪華でした。ママと子供たちも喜んでいました。この日はシューズの手入れや、翌日の準備をして早めに休みました。

 いよいよ、大会当日、朝6時には起床して、車で指定の駐車場へ。大会会場付近には駐車場がないため、かなり遠くの指定駐車場からシャトルバスが一日中運行になっていました。そのシャトルバスに乗り大会会場へ。そしてその人の多さにびっくりしました。インラインスケートを履いた人たちが溢れているじゃありませんか。しかもこんなに!ここでは、間違いなくインラインが流行っています。それだけで、感動ものです。ちょっと違うのは、みなフレームが長いこと。トリックの動きをしている人は少なく、やはりここではスピードが最優先のようです。

  受付を済ませてから、まずは、プログラムをチェック。家族それぞれ、別々のクラスに出場ですから、時間をよくチェックして、その合間にスラローム競技に参加しなければなりません。

 最初にしおりがロードレース女子キッズの部に出場。1.5kmのコースを小学1年〜3年生までの女の子が出場です。選手が召集され、しおりが一人で、他の子供たちと待っているのを見ているとなんだか、こちらまでドキドキしてきてしまいます。そしていよいよスタートラインに並び一斉にスタートしていきました。しおりよりも体格がかなり大きい子も多くて、出場枠の中でも学年の低い子はやはり不利なようです。しばらくすると次々に帰ってきました。なかなか、しおりが帰ってきません。少々不安になりましたが、ようやく見えました。12番目くらいか?目の前を通り過ぎる時に「しおり、ガンバレー」と私とママで声援を送ると、聞こえたのか「チラッ」とこちらを見て、急にスピードアップ。すぐ前の女の子を抜いてゴールしました。30人中11番目のゴールでした。1.5kmという距離を練習もせずに、また自分よりもかなり大きい子のいるなかで、この成績は立派なものでした。

 次にかずきがロードレース男子キッズの部に出場です。出場学年も、距離も女子キッズと同じですから、3年生のかずきは、有利なことになります。女子と違うのは出場人数が多いために、2レースに別れて競技をすることです。かずきは2レース目でしたが、1レース目には光が丘パイロンズの「ケイトくん」が出場しました。そしてケイトくんは、このレース第2位でゴールしました。そしていよいよ第2レースはかずきが出場です。またまた、こちらも緊張です。一斉にスタートした子供たちが帰ってきました。1人、2人と見えてきました。3人目。なっなんとかずきではないですか。「わおぉー」わたしとママは大興奮。「かず、ガンバレー」ママの目には涙が!わたしも感動してしまいました。まさか、こんなに早く帰ってくるとは思ってもみませんでした。各レースの3位までは掲示板にタイムが表示されます。かずきも、しおりと同じく1.5kmもの距離をはじめて真剣に走ったことでしょう。私とママは二人を誉めてあげました。
 かずきは、このレースでは3位でしたが、総合では6位くらいでした。そして「ケイトくん」は見事3位に入賞しました。

 レースの最中、赤いインラインのTシャツを着た。顔だけはよく知っている人!そうあの有名な「ひで爺さん」が、あちこち、行ったり来たりしていました。何をしているのかなー?思い切って声をかけてみました。なんでもサロモンのウエブサイトが書いてある名刺を頼まれて、あちこち配っているとのこと。しかもまだかなりの量を持っていて、「こんなに配りきれない。受付で渡すべきだー」と嘆いていました。それから駒沢のことを聞いたり、シューズについてお話しました。そして、その時、足元を見るとなっなんとDeemaxに赤いフレーム、来年の2003モデルのDeemaxを履いているではありませんか。聞くところによるとデモ用のものを履いているとのことでした。さすがですね。最後に無理やりいっしょに写真を撮ってもらいました。

  かずきとしおりが滑ったあとは、私とママのレースまで間があくので、スラローム競技に出場することにしました。しかしスラローム競技場は長蛇の列でした。聞くところによると、長良川名物だそうです。かなりの人たちがエントリーしているにもかかわらず、二人づつしかスタートできません。わずか数十秒であり回転も早いのですが、なんせ人が多いので、追いつかないようです。我が家もすっかり名物の列の中、40分近く待たされました。まるでディズニーランドのアトラクションのようでした。
 

 スラローム競技は、トリスラのようなパイロン15個のスラロームではなく、全長80mの中にポールとパイロンを組み合わせたもので、どちらかというとスキーの回転競技に近い感じ。キッズからシニアまでみな同じコースを走ります。
 さて、ようやく我が家にも順番がきました。子供たちを先にスタートさせましたが、まあまあそれなりに、滑りました。次にわたしも、まあまあだったか?滑り終わるとすぐに、集計のテントで自分のタイムが確認できます。はたして私のタイムは?なっなんと「失格」でした。なんでだー?いまだに原因はわからないのですが、パイロンをまたいでしまったのかなー?とにかく1回目は残念ながら「失格」でした。2回チャレンジできるので、2回目は、なんとなく無難に滑りましたが、結果として、私のタイムは男子キッズの優勝タイム程度!なんとも惨憺たるものでした。そして子供たちも、ママもタイムは遠く及ばずといったところでした。来年は事前に、ポールの通過練習をしてみたいものです。

 さて、私のロードレース。男子オープンは高校生以上40歳未満。39歳の私は、この枠内では最年長。ピチピチの若者達と滑らなくてはいけません。エントリー人数も最も多く、210人を数レースに分けて実施されます。はなから上位では帰って来られないと思っていたので、スタートだけは一生懸命前へ出ましたが、あっという間に次々と追い越されました。しかも2kmも続けて走ったことはありません。もー、心臓バクバク。でも、折り返しを過ぎると、追い風になり自分のペースをつかめました。そしてまた、何人か抜き返すこともできました。結局20人くらいで走って11番目(ママいわく)にゴールしました。ロードレース競技は、各レースの上位3人までしか、タイムが出ないのでなんともいえませんが、全体では「中の下」か「下の上」くらいのところだったのかなー?まっこんなもんでしょ!来年また行ければ、シニアの最年少になれるので、行けたらがんばりたいです。

 ママのロードレースは女子シニアの部、女子は30歳以上でシニアになります。メンバーを見ると、5輪スケートにレーシングスーツのいかにも、とういう人がいたりします。大丈夫かなー?とママは心配そう。でも、白髪の年配の人もいたので、「大丈夫、速い人ばかりじゃないんじゃない?」とママを励ましましたが、それは大きな間違いでした。スタート後、やはり5輪の人達はものすごい勢いで帰ってきました。そしてかなり上位で白髪の年配の方も帰ってきたのでした。きっとスピードスケートの経験者だったのですね。そしてママはなかなか帰って来ません!皆さんが次々と帰ってくるのに、帰ってきません。「不安・心配になる。」しばらくするとようやく姿が見えてきました。ママはブービー賞(もちろんその賞はないですが)でした。なんとか来年につながったのかなー?ちなみに相馬ママさんも、このレース一緒でした。もちろんかなり上位でのゴールでした。ところで、ママがこの日、履いていたシューズはサロモンのTR8Wというモデルでしたが、女子シニアの部ではこのシューズ大ブレイクしてました。相馬ママさんも同じでしたが、他にも数人の方が履いてました。別名マダムブーツと言うとか?

 我が家のレースは、こんなところでしたが、この他にもキング・オブ・インラインスケーターのエディ・マツガーの滑りを見ることができたり、ダンスパフォーマンスk2のシノダさんやドクター達のトリスラデモストレーション、ホッケー、無料相談コーナーや用品販売所等々、まさにインラインのお祭りにふさわしく、たいへんすばらしい内容でした。感想としては4人のロードレースとスラロームに出場していると、その時間調整と合間の昼食やらで、1日があっという間でした。もっと他のコーナーを楽しみたかったような気もしました。子供達もかなり楽しかったらしく、かずきはこの日、1日中インラインを履いて一人でアチコチ行っていました。

 長良川の会場から山の上には岐阜城が見えていました。明けて翌日。帰る前にみんなで観光をしたいというので、この岐阜城に行ってみました。山の上のお城には、ロープウェーに乗っていきます。初めて乗るロープウェーに子供達は大喜び。お城の中は、刀剣、甲冑、手裏剣など他のお城でも展示されていますが、子供達は興味津々。そして天守閣からは昨日の会場がよく見えました
 それから岐阜市内には群馬県では見られない路面電車が走っていました。道路の上を走る電車に子供達はびっくり。私自身も路面電車の線路があるところを運転したのははじめてだったので、少々緊張。何か特別な交通法規があったような気もしたので、必死に思い出そうとしましたが、悲しいかな覚えたのは教習所へ行っていた20年以上前のこと、何も思い出しませんでした。線路の上で信号待ちをしていると、なんだかドキドキしました。

 そしてたくさんの楽しい楽しい思い出を胸に、帰路につきました。岐阜県は、とてもとても遠いけどまた、来年もぜひ来たいと思います。

PS .と、ここで終わりのはずだったのですが、最後にもうひとつとんでもないアクシデントが!帰りの高速道路、中央高速の恵那山トンネルは岐阜県と長野県の県境にあります。このトンネルはかなり古いらしく、電灯もまばらで真っ暗、しかも全長約8kmと結構長いトンネルでした。それでも楽しい大会や観光の後、車内は楽しい雰囲気でした。
 ちょうどトンネルの中間付近。突然「パーン」と音がしたかと思うと、「ガガガー」とものすごい振動が。バックミラーで確認すると左側後方で煙が出ている!「パンクだ」わたしは心の中で叫びました。そしてまずハザードを出し、急に止まると追突される恐れがあると思ったので、徐々にスピードを緩めていくと少し先に避難所が見えたので、そこまで走り停車しました。
 しかし、その避難所は古いトンネルゆえ狭く、バックからの縦列駐車で入れるしかなさそう。車の前方を右側へ出さなければ、とても入れられない。しかし後ろからは途切れることなく、ものすごい勢いで車が来ています。それでも何とかその合間を見て、半分くらいは入れることができました。それからは前進とバックを繰り返しながら徐々に徐々に奥へ!約15分くらいかけてようやく車全体を避難所の中へスッポリ入れることに成功しました。
 幸い車両左後方のパンクだったので、私の身は安全でした。しかし手元は真っ暗、タイヤ交換はかなり手こずりました。ここで、今回のパンクについてのポイントを解説すると。

1.まず大変ラッキーだったのは、後輪だったこと。しかも左側の。時速100kくらいは出ていたので、もしも前輪だったらハンドルを取られて壁側に激突したか、あるいは反対車線へ飛び出してしまったかもしれません。また左側だったのは待避所へ車を入れたとき、私の身の安全が確保されたので、これは不幸中の幸い。もしも右側だったなら、怖くてタイヤ交換できなかったと思います。高速道路でパンクをした時、ハンドルを取られても決して汗ってはいけません。ハンドルをしっかり握って、まっすぐに保つことだそうです。汗ってどちらかにハンドルをきってしまうと、それこそ壁に激突するか車線を飛びだしてしまうとのこと。高速道路でのパンクはそれこそ命取り。実際に大事故になった例はいくらでもあるそうです。それからもうひとつラッキーだったのは、かなりの衝撃でアルミホイールまでダメだろうと、思いましたが被害はタイヤだけで済んだことです。

2.不運だったことは、もっと新しいトンネルだったら。待避所も広く、照明も充実、車線も対面通行の2車線でなければこんなに怖い思いをしなくて、タイヤ交換ができたと思います。それから、応急用タイヤなんてなかなか点検しないと思いますが、たまには点検した方がよさそう。普通のタイヤより空気圧はかなり高いようです。

3.停止表示板(三角形の光るやつ)。免許を取ってからしばらくは車の中に置いてあったような気がしますが、まったく使わないので、いつの間にか物置へ。今回これほど持っていればよかったと後悔したのがこれです。帰ってから早速、積みなおしました。絶対に積んでおいた方がいいアイテムです。(積んでないといけないんでしたっけ?(^-^;

家へ帰ってきてから、 パンクをしたタイヤを検証しましたが、やはり大きな金属片が刺さっていました。「ガソリンスタンドの人が言うには、これは高速道路へのってから踏んだものでしょう。インターチェンジから100kmも、これを踏んだまま走れないでしょうから!」とのことでした。なかなか防ぎようがないようですが、安全運転でいきたいものです。

そんなわけで、我が家の初長良川大会は最後の最後まで、ハラハラドキドキ。それでもまた、来年も行きたいな〜

おしまい

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