2,523.7m,アミガサヤマ
編笠山
2007年11月1日

K君,あぶ

山梨県北巨摩郡小淵沢町観音平から登る。

北緯:35°54'56.3'' 東経:138°20'32.2''(登山道入口) トラックデータ
中央自動車道,小淵沢I.C.で降りて県道11号線を北上する.約3.8
kmで県道618(観音平下久保線)に左折で入り,そのまま北上を続け
ると,その終点にグリーンロッジ前の大きな(5,60台停められそう)駐
車場がある.そこに駐車する.トイレはグリーンロッジにあるかもしれな
い.小淵沢I.C.から県道11を1kmほど北上したところの交差点に,
道の駅小淵沢があるのでそこで済ませるとよい.帰りがけにはこの道
の駅に足湯がある.またすぐ隣接して入浴施設(スパティオ小淵沢)が
ある.

今日もお仕事山行なので少々ハードスケジュールだ.
早朝3:00に自宅を出発し,職場の近くの高坂駅でK君と待ち合わせた.
この頃はお空に満天の星があった.

その後,こんなにも真っ暗だったのか..と絶句する圏央鶴ヶ島I.C.から
圏央道に乗り,ふたたび真っ暗な高速道路におびえながら
明るいトンネルでホッとしつつ,八王子JCTから中央道に乗り入れた.
これで真っ暗な高速道路から開放されると思っていたら,
意外にも真っ暗でしかもカーブの多い中央道に再度びびりながら走った.

えれースピードが出ている!!と感じつつ,時速100kmほどで
すすんでいったら白々と夜が明けてきた.
左手を見ると山頂にほんのりと雪をかぶった甲斐駒ヶ岳の勇姿が見えた!
これは素晴らしいと見入っていたら,降りるはずの小淵沢I.C.を過ぎてしまった.

むなしく11km先の諏訪南I.C.で高速を降り,
『なんてついていないんだろう..』
と思いながら国道を戻った.

 

やっと観音平へ近づいてきたころ後方に美しい山々が見えた(上左の写真).
少し横にはさっき見とれた甲斐駒ヶ岳があった(上右の写真).
なんて美しい山なんだろう.

ところで,今日の予報は雨ということで,
本格的に降っているようならやめようと決めて出てきた.
ところがぎっちょんちょん,よいお天気でした,ラッキー♪


さて,少し急ぎつつ登山口に向かった.
両側に唐松の生い茂る県道をどんどん登っていくとしばらくして観音平だ.

 

さすがに平日の早朝に駐車車両はない(上左の写真).
一台だけ,ロッジの関係車両と思われる車があったがそれだけ.
さっそく支度をして,遅れを取り戻すつもりで登山道に分け入った(上右の写真).
最初はロッジの遊歩道が錯綜する,ノンビリとした林の道だ.

   

登山道は数本あるようだったが,一番谷に近い道を選んだ.
下草がササのカラマツ,ダケカンバ,シラビソ林を気持ちよくすすむ.
途中から徐々に傾斜がきつくなり息があがった.
谷の向こうには,三ッ頭から伸びる稜線が見えた(上左の写真).
林は静かで遠くに鹿の声も響いていた(上右の写真).

 

お空はやや大きめの雲が動いていた(上左の写真).
ちょうど雲が太陽を隠すと少し暗くなる.
そのとき,視界が開けた.
谷側の斜面に立ち枯れが目立つため,斜面側が開けたのだ.
ここで最初のお仕事をする(上右の写真).
その後,何度か立ち止まり,お仕事をこなしながら進むのでした.

 

雲が去って再び太陽がさしてきた.
日がさすととたんに暖かくなる.
編笠山への古い看板があった(上左の写真).
なかなかよい感じ.
そして青さが戻った空にそびえる落葉したダケカンバ(上右の写真).
なんだかすがすがしい♪

 

道には時折大きめの岩があった(上左の写真).
人の頭ほどの岩は登山道にたくさん散在し,少し歩きにくい.
谷側から尾根沿いに見えるカラマツの紅葉が素晴らしい(上右の写真).

 

しばらく歩くと広場に出た(上左の写真).
『雲海』という場所だ.地図には『雲海展望台』とあった.
ここから茅ヶ岳が見えた(上右の写真:奥に見える山).
逆光でススキの穂ってこんなに光るんだぁ..と感心してしまった.

 

ここから少し傾斜が緩んで..というシナリオを想像したが甘く,
それなりに登りが続いた.
道は谷から少し離れるようにすすみ始めた.
カラマツを主体とする林は少し伐採されていて明るかった(上左の写真).
更にすすんだらまた岩が出てきた.
そこに何の葉っぱだかわからなかったが綺麗に紅葉した葉っぱが積もっていた.
まるでバラの花びらを撒いたようだった(上右の写真).

 

岩が多くなってくる(上左の写真).
少し尾根が狭くなってきたのか,再び谷がすぐ横に迫ってきた.
そこからまたカラマツの紅葉が見れて嬉しかった(上右の写真).
手前の葉っぱはシャクナゲだ.
ここら辺りからシャクナゲも見られるようになった.

 

ここにもバラの花びらのような紅葉が(上左の写真).
そして倒木の横に赤い実(上右の写真).
なんだか美味しそうだ.

 

目の前にはゴーロが出現(上左の写真).
そして傾斜が更にきつくなってきた.
シラビソやコメツガが多くなって,独特の香りがするようになった.
この辺りにも多少の立ち枯れがみられた.

 

へーへー,ヒーヒー言いながら登っていったら道が突然平坦になった.
『押手川』という場所についた(上左の写真).
木々の奥に小川状の流れの跡がある.
水があれば日本庭園のようなところだ.
今日はさしずめ枯山水?!
コケが生えて綺麗な場所だった.

ここで道が2手に分かれる.
右手に向かうと編笠山を巻いて青年小屋に至る.
巻くといってもかなり急な坂が多くあるということが帰りがけにわかった.
まっすぐ行けば直登で編笠山だ(上右の写真).
まず直登路を選ぶ.

 

登り始めてすぐに後悔した(上左の写真).
激しいゴーロ状の急傾斜だ.
手を使わなければならないところは少ないが,
とにかくきつい.
GPSを見るとこのまま400m以上登らなくてはならない.
シラビソ,コメツガの林に大岩のコントラストは美しいのだが..(上右の写真).

 

えれー勢いで高度を上げなければならない(上左の写真).
目線がすぐ前の岩にある.
この辺りからイワカガミの群生が目立った(上右の写真).
時期にはさぞかし素晴らしいだろう.

 

何度へこたれたかわからないが,ふと少し周りが透けてきたのに気がついた.
奥を見ると木の生えていないゴロ岩が見えた(上左の写真).
山頂から転がってきたのか?
そして梯子が出現(上右の写真).
梯子にしては大した傾斜でないので楽に登れる.

 

生えていた木々はいつしか背丈が低くなり,
日光を直接頭で受けるようになった.
当然振り返ると向こうがよく見える(上左の写真).
おぉ!!こんなに高いところまできたか♪
しかし,傾斜は相変わらずで(上右の写真),
太ももやふくらはぎが痛くなって立ち止まることが多くなっていた.

 

足元にはゴゼンタチバナやコケモモが(上左の写真).
前三ッ頭の尾根が見えているのか,カラマツの紅葉が筋をなしている(上右の写真).

 

ハイマツが出てきて,その影に看板があった(上左の写真).
とても俗っぽくて,街中なら目を背けたくなるだろうが,
ここでは妙に暖かくホッとする.不思議なもんだ.
編笠山の裾野にもやや赤いくらいのカラマツの紅葉が見えた(上右の写真).

 

『とりゃー』とか『くっそー』とか言いながら最後の傾斜を登っていくと,
岩がごろごろ出てきて山頂表示が見えた.
足がきつくて,這いつくばるようにして岩を越えていった.

やっと山頂,バンザーイ♪(上左の写真).
とうぜんのことなんだけど,写真後方には権現岳と赤岳が見える.
主峰赤岳はうっすらと雪をかぶっていた.
素晴らしい景色にしばし見入ってしまった.
三角点は何等なんだろうか?(上右の写真)
解読できなかった.

 

赤岳方面(上左の写真).
左から,阿弥陀岳とその手前に立場岳の先のピーク,赤岳,
そのすぐ右のピークと次の権現岳との間に権現小屋も見えた.

もう少し視点を北西方向にずらすと蓼科山が見えた(上右の写真).
山々の裾野がまたカラマツのよい色で塗られていた.

 

山頂の表示はいくつかあったが,これが一番いいかな(上左の写真).
奥に写っている下界がなかなかよい感じ.

..と見とれていたわけだが,とにかく風が強い.
ただ風が強いだけならよいが,気温は8℃と高かったにしても寒い.
もっと居たかったが断念だ.
下山を開始することにした.
指導標を探してそちらから降りる(上右の写真).

 

下山は青年小屋経由とした.
すぐに『青年小屋』の案内(上左の写真).
雪も少しあった(上右の写真).
あとで,青年小屋で聞くと先週の土曜辺りに降ったものらしい.
まだ降ってもすぐに消えると言っていた.

 

下山を始めると最初はシラビソの間の岩道.
次第に前方が開けて小屋が見えるようになる(上左の写真).
それにしても小屋手前の岩だらけはなんだ?
上からみていた小屋の前の岩は,実際通過してみるとその量に驚かされる.
かなり岩の上を歩かされて疲れた.
小屋は外見があまりよくないが,中は民宿くらいに綺麗だった.

 

玄関?を入っていくと小物販売コーナーと土足でも居られる休憩スペース(上左の写真).
もう一つ扉があって,そこをあけると宿泊スペースがある.
覗くと旅館なみの綺麗さだ.
ちょっと入りたくなってしまった.
大声で何度も呼ぶが誰もでてこない.
K君が裏を見に行ったらそこに居られたらしい.
その後すぐに顔をだされた.まだ若い女性だ.
やはり小屋の中は女性らしい細かな配慮も感じられた.
コーヒーを注文し,しばし休憩した.

帰りしな裏側を見に行くとそこはテント場になっていた.
ものすごく広いのでずいぶん泊まれそうだ.
水場は見てこなかったが近くらしい(上右の写真).

20分ほどまったりしてしまったので,急いで下山する.
ここからは全速力で降りていった.
何せ一旦職場に戻って整理整頓しなければならない.

 

小屋で休んでいるうちにお空の雲が多くなってしまった.
下山中,ポツポツと小雨もあったが,大事にはならずに降りてきた.
上の写真は,ゴゼンタチバナの実と,カラマツの紅葉模様.

 

紅葉はカラマツ以外,あまり見かけなかったが,
ツツジっぽい木が真っ赤になっていた(上左の写真).
シャクナゲはハクサンシャクナゲらしく,看板があった(上右の写真).
咲いた日には綺麗だろうなぁ.

なお,トラックデータに妙なショートカットがある?!と気づかれた方も
居られるかもしれません.
実は,帰り道,ちょっとルートを間違えてしまい,
ササをこいで元に戻ったのでした.
それがトラックデータに記録されていました.


参考にならない参考タイム
駐車場−(1時間7分)→雲海−(39分)→押手川−(1時間22分)→山頂[7分休憩]

山頂−(17分)→青年小屋[23分休憩]−(9分)→押手川−(44分)→雲海
−(27分)→登山口

登り,登山口から山頂まで3時間8分。下りは登山口まで1時間37分でした。
ただし休憩は含みません.

累積標高差は969mほど,歩行距離は7.9kmでした。


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