沢登りの簡単用語集

あ行
A0(エー・ゼロ) ハーケンなどの人工支点をホールドにした登攀。スリングなどを引っ掛けてもこれにあたる。
ATC 登攀器具の一つで細いワイヤーに穴の開いた金具がついている。通称,バケツ。チューバー類。
アブミ 縄ハシゴ,足踏み板のあるものもある。
アルパインクライミング 本ちゃんともいう。ゲレンデのように整備されていない岩場を登ること。雪や氷も含む。
アンカー ビレイの支点のこと。
アンザイレン 2人以上がお互いの確保のためザイルで体を結び合うこと。
インゼル 雪や雪渓に島のように突き出た岩や地面。
右岸/左岸 沢の下流に向かって右が右岸。左が左岸。上流に向かうときは左右逆になるので注意。
浮石 不安定で崩れかけている岩や石。
エイト環 ロープを引っ掛ける金具。懸垂下降やビレイに使用する。
エイドクライミング 人工登攀のこと。A0からA6くらいまであり,数字が大きくなるほど難しく危険度が増す。
堰堤 砂防ダムとも言う。治水用の堰のこと。
大また開き 股を左右に大きく開いてクラックやトイを上り下りする技術。
お助け紐 10m前後の短いロープやつないだスリングで,ちょっとした確保に使用する。
か行
カラビナ OやDの字の一部が開閉する金具。
カンテ 岩壁に縦方向に突き出た尾根状の凸岩。
潅木 人の背丈より低い木。
ガバ 指がかけやすい比較的大きな手がかり。これが連続すると幸せ。
ガリー 狭い谷。
草付き 草が生えている岩。この草をナチュラルプロテクションにすることがある。
クラック 岩の割れ目で人が入れるくらいから,指が入るくらいのものを言う。
グリップビレイ カラビナにかけたロープを折り返して握ることでロープの動きを止める方法。
懸垂下降 ロープに体重を預けながら崖などを降りること。=アプザイレン
ごぼう 固定ロープを掴んで上り下りする方法。
ゴーロ 比較的大きな岩がごろごろしているところ。
コル 鞍部。尾根が鞍状に低くなった場所。
ゴルジュ 両岸が崖で幅いっぱいに水流がある場所。
ガレ 崩落地などに見られる比較的石のサイズが大きい堆積帯。
さ行
ザレ 崩落地などに見られる比較的石のサイズが小さい堆積帯。
仕事道 山の管理のためなどに使われる山道。
支点 ロープを固定したり掛けたりする物や場所。
斜瀑 ナメの更に角度のきつい滝。
シャワー 通常滝の水を浴びること。
スタンス 足をかけるところ(フットホールドともいう)。
スラブ 一枚岩で,普通滑らかな岩の斜面を言う。
ソロイスト 単独登攀用の確保器。見たことがなにので良くわかりません。
たぶん,クライマーの背中でロープを送り出し,テンションで止まる装置と思われます。
た行
ダブルロープ 2本のロープを左右に分けて確保に使いながら登ること。通常2本は別々のプロテクションに掛ける。
利点は複雑なルートでもロープの動きがスムーズ。一本切れても大丈夫など。
チムニー 岩の裂け目で人が入れるもの。
チョックストン CSと略す。落ち口に岩が挟まっている滝。
ツインロープ 2本のロープを同じプロテクションに掛けながら登ること。
シングルよりロープの強度がある。一般に2本のロープを後で使用する場合に使う。
つっぱり 手足をつっぱってチムニーやクラックなどの狭い通路を上り下りする技術。
出合 2つ以上の沢が合流する場所。
デージーチェーン テープにいくつかの輪がついているもの。ビレイなどで距離を調節する必要があるときに便利。
テスティング プロテクション(支点)の効きを確かめること。
テンション ロープに体重を掛けること。
トイ状 樋のような水路。
トップロープ 上から降りているロープによるフリークライミング。フィックスロープとは異なる。
トラバース 崖の横腹を水平方向に歩くこと。
瀞(トロ),淵 水が溜まった水路。大きさで(瀞>淵)使い分けることがあるが厳密ではない。
テープ ひらべったい綱。
テラス バンドの広い場所。
な行
ナッツ 岩の割れ目に挟む人工支点。色々な大きさがある。
ナチュラルプロテクション 自然構造物(草,潅木,木,岩など)の支点。
ナメ 滑らかな傾斜の滝(45°以下?)。
ヌンチャク 2枚のカラビナが縫い合わされた短いテープスリング(ソウンスリング)で結ばれた登攀具。
クイックドローが正式名。
ネイリング ハーケンやピトンを打つこと。
は行
ハーケン リスに打ち込んで使う人工支点の一つ。軟鉄でできていて,普通ピトンより安い。
ハーネス 安全確保のために使うベルト。レッグループハーネスがお勧め。
バックアップ 主たる支点の他に補助として設ける支点。バックアップを沢山とると安全性は増す。
バックロープ メインロープに対し,荷揚げや懸垂下降時に継ぎ足すためなどに利用するロープ。
ハング 顎の下のように傾斜が90°を越える斜面。
バンド 岩壁の途中にある帯状の平らな部分。スタンスやテラスはバンドの更に細かい分類。
パンプ 運動で筋肉に乳酸がたまりパンパンに張った状態になること。
ピッチ 長いルートで何回かに分けて登り切るときの単位距離。通常は持参したロープの長さくらい。
ピトン ハーケンのようにリスに打ち込んで人工支点とする。ハーケンより高価。
ボルトもピトンと同種とする場合もある。
ビバーク 野営:屋根なしで宿泊すること。
ひょんぐり 水がはねている様子。
ビレイ 主にクライマーの確保(滑落に備えるため)。自分をビレイ:セルフビレイ。
フィックスロープ 上部の支点に固定されたロープ。ごぼうやユマーリングに使用する。トップロープとは異なる。
フィフィ 引っ掛ける金具。?のような形をしている。
踏み跡 人間や動物(けもの道)に踏まれて通路状になっている部分。
フリークライミング 広義には自力で岩を登ることだが,一般には本ちゃんでないもの。
広義の意味に対してはエイドクライミングと区別される。
フリクション 摩擦のこと。岩と靴裏とのフリクションは大切。
プルージック ロープスリングをロープに絡める結び方。ユマーリングや確保,支点への結びなどに使う。
プロテクション 確保。支点。アンカーより広義...だと思う。
フレンズ 岩の割れ目に挟む人工支点。ナッツより複雑で割れ目の奥でカムが広がる構造。
ホールド 手や手の指をかける部分。
ボルダリング 岩を登攀具なしに登ること。
ボルト 岩に穴を開け,そこに差し込んで固定する人工支点の一つ。リング式,ハンガー式がある。
ま行
巻く 滝などを登らず横を迂回すること。
メインロープ クライマーを確保するための主たるロープ。バックロープに対して用いられる場合もある。
や行
ユマーリング 固定したロープ(フィックスロープ)を登攀器具で登ること。
ユマール ユマーリングのための専用器具。プルージック結びで代用できるがユマールの方が便利。
ら行
らく 落石のこと。崖の上で気づいたら下の人に「らく!」と大声で伝える。
ランナウト プロテクションの間隔が広い,プロテクションが欲しい位置に無い状態。めっちゃ困る!
ランニングビレイ リードで登るときに途中で取るビレイ。通常カラビナ(ヌンチャク)にメインロープを通すだけ。
リードクライミング ランニングビレイを取りながら登ること。略してリードともいう。
リス 岩の細い割れ目/ここにハーケンなどを打つ。
リッジ 稜。尾根。
ルンゼ 急峻な岩溝(わりと広い)。雨には水路になることもある。
ロープスリング ロープで作った輪。直径2mくらいのものはお助け紐にもなるので数本あると便利。
わ行

★ 登攀のグレード表 (現在調査中)★

アルパインクライミング 簡単な説明 フリークライミング
1級 まったく易しい登攀。三点支持は不要。
2級 易しい登攀。三点支持を必要とする。
3級 三点支持によるバランスの必要な登攀。ロープによる確保が必要。 5.0
4級 かなり難しい登攀。やや高度なバランスを必要とする。 5.2
5級以上 4級(5.3)より難しい(たとえば垂直やハングなど)。
数字が大きくなるほど難しさが増す。
アルパインでは背中の荷物など体感を難しくさせるおまけがつきます。
5.3以上
5.10以上はa,b,c
など細分される。

*グレード表は色々と調べていますが,一定しないので引き続き調査をしながら書き換えて行きます。

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