石楠花沢,左俣,右俣
2004年7月24日

埼玉県秩父郡大滝村,大血川西谷・石楠花沢,左俣,右俣。
単独
北緯35°53'58.3'' 東経138°58'12.6''
R140を秩父市方面から荒川村を越えて少しのところで,「大血川渓流観光釣場」
の看板を見ながら左折する。そのまま釣り場横を通り過ぎて,「太陽寺」方面に林
道を進む。最初に大きく道が右に回りこむ辺りが西谷の入口である。この辺りに
路駐する。

林道が大きく右にカーブするところにカーブミラーがあり,その横に閉鎖された道が見える。
ここを道なりに進む。最初はジャリと芝生で歩きやすい。気持ちよくいくとすぐに鉄橋を渡る。
さらに登りながら芝生の綺麗な道を行くと,人一人が通れる鉄橋を渡る。その向こうに大きな幅広の滝が見えた。

これは8m滝。幅広で水量もあり,ちょっと気になる存在である。
道は滝の右上を巻くように続いているが,一旦滝つぼまで降りてみようと思わせる。

8m滝を巻くとしばらくしてまた人が一人通れる鉄橋(上の写真)がある。
ここを渡る。下には4m滝が落ちていた。葉っぱでちょっと見難い。

相変わらずの芝生の道を行くと道が2分しているように見える。
上行きと水平行きだ。ここは水平行きを選ぶ。上行きは先の鉄橋を渡れない。
鉄橋を渡ると貯水場に出る。扉はあいているので,貯水場を抜けて向こうにいける。

貯水場を抜けるとタカノス谷との出合がある。そこにも鉄橋がかかっている。
その向こうには堰堤が見える。

 

この堰堤は右手の壁の上のトラロープを使って壁をよじ登る。壁の高さは1.5mほど。
その後コンクリート壁沿いに歩けるので,そこを行って巻く。ここまでおよそ20分。

  

堰堤を巻くと沢歩きの開始だ(上左の写真)。すぐに本流と水量5:1ほどで分ける石楠花沢に入る。
ここで,長くて太くて黄色に黒のストライプのヒルを発見...ぞぞっ!としたが吸血種でないのでよかった。
さて,本流は小滝をかけていて,その小滝の落ち口を渡る。
石楠花沢の方が下を流れているので,本流が出合うようでちょっと妙な感じがする。
本流出合を過ぎると水量がぐっと減る。ここから少々ガレを歩く。
水はほとんどが伏流となり沢らしくない(上右の写真)。

 

少し行くと再び水が戻ってくる。すると前方に15m3段の出合の滝が見える(上左の写真)。ここまで堰堤から10分ほど。
15m3段をかけるのは左俣で,岩の向こうに滝が見えるのが右俣(上右の写真)である。
上の二枚の写真は同じ位置から撮っているので,ほぼつなげて見ることができる。
まずは,右俣に行ってみよう♪ガレた斜面を少し登り,水量の少な目のやや左手の枝沢を5mほど登る。

右手に右俣の10m3段滝が見えてくる。枝沢を渡り右手に斜面を降りると中段のトイ状滝つぼに着く。
(上の写真は左手の滝が左俣の3段15m,右手の滝が右俣の3段10m滝の一部。枝沢は写真の右俣の滝の上左あたりにある。)

このトイ状3mは水流中を登れる。登ると上段5m滝つぼに出る。
更に右手のブッシュのある崖を6mほど登る。
左にトラバースし,少し太い木にロープをかけて懸垂で降りた。小岩を登ると30m滝が間近になる。
出合から30m滝下までおよそ15分。

  

上の写真が石楠花沢右俣の30m滝。
水量もまあまあで結構迫力があった。

 

滝の岩にはいたるところに岩タバコがあった。また花が開いていないものが多かった

右俣の滝を楽しんだ後,左右俣の出合に戻り,今度は左俣へ。
3段15m滝はやや左手から巻く。

 

3段15m滝を右手に見ながら巻いていく。途中,足元が滑りやすいので注意です。
滝を巻ききると少々ナメ床が見えてくる。2mほどナメの感触を味わうと倒木やガレキが邪魔をする。

ガレをしばらく歩かされる。水はガレの下。また悲しいガレ歩きだ。
このガレ歩きは結構長くて嫌になる。

 

結構な登りのガレ場を歩いていくと,今度は向こうに崩落現場が見えてきた。出合から20分ほどだ。
これは圧巻...しばし,崩落現場手前で休憩する。沢を完全に埋めるガレキ。
意を決して登り出すも,ガレた斜面で前に進みにくい。体力が奪われる。
ゴルジュ右手縁はやや岩の大きさが大きく少し歩き易いのでそこを行った。
ごぼごぼと水の音が岩の下から聞こえた。
崩落現場は左手の山の斜面がごっそりと剥げ落ちるような感じだった(上右の写真)。
100mよりもっと上のほうから剥げ落ちている。今落ちないでくれよと祈りながら通過した。

 

崩落を越えるとまた苔が戻ってきた。でも岩はなんとなく崩れやすい感じ。
丸い表面の滑りやすい岩と共存している。プラス苔で丸っこい岩は結構滑る。
最初に現れた上左の写真の小滝は右手から巻く。
次の上右の写真の小滝は直登も可能だったが,岩が崩れやすく持つと剥げ落ちるものが多かったので,
右手のザレ斜面を登り,途中から落ち口に抜けた。くれぐれも岩が脆いので注意だ。

 

次に現れた上左の写真の小滝はどこでも登れた。続く上右の小ナメ+小トイ滝は水流中をフリクションで登った。
見た目はぬめっとしているのだが,意外に滑りにくくて快適だった。
ここから先,小滝とも流れともつかないような様子が続く。

 

そこへやや傾斜の強い5段35m滝?(たぶん..)が現れた。下段は苔に覆われていて綺麗だった。
崩落箇所から1時間ほどだった。
どこからどこまでが滝なのかよく分からない。しかも水量は少ない。ほんとうに35m?かなり怪しいかな?
この滝はかなり登れそうで,もう少し行ってみようかとも思ったけど,なんだか嫌になってしまった。

すぐ横には枝沢の30m滝があったが,こちらも崖が濡れているていどのもの。
うむむ..ここでUターンして戻ったのでした。

今回は,右俣でちょっと楽しかったのだが,左俣は遡行自身もこれといってよさがなかった。
しいていえば,大崩落の現場が興味あったくらいだ。全体としてガレ歩きが多く,体力を奪われた。


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